症例
線維素溶解療法を行った無莢膜型インフルエンザ菌による肺炎随伴胸水の1例
近藤 博章
1
,
堂 淳子
1
,
宮地 充
1
,
今村 俊彦
1
,
秋岡 親司
1
,
文野 誠久
2
,
田尻 達郎
2
,
細井 創
1
,
家原 知子
1
1京都府立医科大学大学院医学系研究科小児科学
2同小児外科学
キーワード:
無莢膜型インフルエンザ菌
,
線維素溶解療法
Keyword:
無莢膜型インフルエンザ菌
,
線維素溶解療法
pp.923-928
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002258
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Haemophilus influenzaeはヒトの鼻咽腔に常在し,その多くは無莢膜株である.無莢膜型(non-typeable Haemophilus influenzae:NTHi)のインフルエンザ菌は,肺炎や急性中耳炎などの小児の局所性感染症において重要な原因菌であると考えられてきたが,今回われわれは重症肺炎・菌血症を呈した1例を経験したので報告する.
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