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線維素溶解酵素並びに抗線維素溶解酵素剤(イプシロン)について
北村 精一
1
,
矢村 卓三
1
,
西田 志都夫
1
1長崎大学医学部皮膚泌尿器科教室
pp.111-115
発行日 1955年3月1日
Published Date 1955/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201371
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1.まえがき
最近線維素溶解酵素(Fibrinolysin或いはPlas-min)がアレルギー病変発生機序に重要なる役割を果しつつありとの見解に就ては盛んに研究討論されている。著者の一人北村は既に本問題に関し,第3回日本アレルギー学会総会に於て「抗アレルギー剤の治効機序に関する問題」と題して特別講演を行い,その一部を報告したが,その後の実験並びに抗線維素溶解酵素剤たるイプシロン(第1製藥発売)の臨床治験例を増補して以下の成績を述べる。
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