特集 ここまで進歩した生物学的製剤と分子標的薬
9.アレルギー疾患
濵野 翔
1
1杏林大学医学部小児科学教室
キーワード:
気管支喘息
,
アトピー性皮膚炎
,
特発性慢性蕁麻疹
,
季節性アレルギー性鼻炎
Keyword:
気管支喘息
,
アトピー性皮膚炎
,
特発性慢性蕁麻疹
,
季節性アレルギー性鼻炎
pp.183-191
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002072
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
小児アレルギー領域では2014年にオマリズマブの適用年齢が6歳以上に拡大されて以降,さまざまな分子標的薬が登場している.重症例に対する効果が期待できる一方,高価な薬剤であり,長期投与による影響は不明であることから無制限な使用は控え,真に必要とされる症例に対し適切に使用することが望ましい.しかし,現時点では各分子標的薬の治療対象,薬剤選択のためのバイオマーカー,薬剤中止基準,長期予後,費用対効果などについて不明な点も多く,今後検討を重ねていく必要がある.
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.