特集 子どものコモンな微徴候・微症状
呼吸器・胸部
19.乳房が大きい・しこり(幼児)
伊藤 純子
1
1虎の門病院小児科
キーワード:
乳房腫大
,
早発乳房
,
思春期早発症
,
成長速度
,
骨年齢
Keyword:
乳房腫大
,
早発乳房
,
思春期早発症
,
成長速度
,
骨年齢
pp.1083-1086
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
思春期になると女児では乳房発育がみられ,視診上の腫大や乳腺組織の触知を認める.日本人健常女児の乳房発育開始時期は平均10歳であり1),7歳6か月未満で乳房発育がみられた場合は早発2)とされている.乳房発育の段階はTanner分類(表1)で評価されるが,乳幼児期にみられるものは大部分が2〜3度である.
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.