[連載] 最近の外国業績より
境界領域
日本医科大学小児科学教室
pp.302-305
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001668
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背 景 先天性心疾患の児は臨床状態,疾病による負担,免疫不全である可能性から感染症に対して脆弱な状態にある.予防接種はこのリスクを大幅に軽減できる.人工心肺を用いた心臓手術(CPB)後にはpalivizumabのような体外から投与された抗体が有意に減少することは知られているが,予防接種で獲得した抗体価に与える影響については明らかでない.本研究では,乳幼児期に人工心肺を用いた手術を受けた患児における術前術後のワクチン抗体価の推移を検討した.
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