症例
Melting Temperature mapping法にて稀有な起炎菌を同定し得たリンパ節炎の2症例
五十嵐 登
1
,
高桑 麻衣子
1
,
野村 恵子
2
,
西田 直徳
2
,
仁井見 英樹
3
1富山県立中央病院小児科
2富山大学小児科
3富山大学学術研究部医学系臨床分子病態検査室
キーワード:
Tm mapping法
,
レジオネラ菌
,
栄養要求性レンサ球菌
,
リンパ節炎
Keyword:
Tm mapping法
,
レジオネラ菌
,
栄養要求性レンサ球菌
,
リンパ節炎
pp.93-98
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001608
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仁井見らによって開発されたMelting Temperature(Tm)mapping法1)は,検体採取後4時間程度で起炎菌を同定かつ定量し得る迅速検査システムで,感染症発症早期の適正抗菌薬選択を可能とする画期的な手法として注目されている.今回,培養検査では起炎菌を同定し得ず,抗菌薬加療後の膿疱穿刺液・生検リンパ節を検体としたTm mapping法にて稀有な菌種を同定し得た腹部,および頸部リンパ節炎の2症例を経験したので報告する.
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