今月の主題 日和見感染症
臨床検査の問題点・157
検出菌と起炎菌
池本 秀雄
,
渡辺 邦友
pp.1476-1481
発行日 1982年11月15日
Published Date 1982/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911718
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強力な抗癌剤による患者の抵抗力の低下,抗生物質の使用による菌交代現象などにつけこみ,平素は無害で病原性のない菌が感染症を引き起こす.平素は無害であるがゆえに,また常在菌であるがゆえに病巣から採取された検体から菌が検出されたとしても,はたしてそれが"病原菌"だとしていいのだろうか.日和見感染における原因菌の検索に当たって臨床医と検査室とは,どのように連携すればよいのだろうか.
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