特集 小児診療ガイドラインのダイジェスト解説&プログレス
感染症
10.パリビズマブの投与
岡田 賢司
1,2
1福岡看護大学基礎・基礎看護部門基礎・専門基礎分野
2福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センター
キーワード:
パリビズマブの投与
,
日本におけるパリビズマブの使用に関するコンセンサスガイドライン
Keyword:
パリビズマブの投与
,
日本におけるパリビズマブの使用に関するコンセンサスガイドライン
pp.526-531
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001282
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パリビズマブ(palivizumab:シナジス®)はRSウイルス(RSV)感染症の重症化リスクを有する児に対して,重症化の抑制を目的として2002年から早産児と気管支肺異形成症を対象としてわが国で使用されている.本剤の投与に際しては,薬剤添付文書上の〈効能・効果に関連する使用上の注意〉に「学会等から提唱されているガイドライン等を参考とし,個々の症例ごとに本剤の適用を考慮すること」とされてきた.そこで,日本小児科学会では「日本におけるパリビズマブの使用に関するガイドライン」を日本小児科学会雑誌2002年106巻9号に掲載して,パリビズマブの適正使用を推進してきた1).
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