特集 これだけおさえる胸腹部解剖―血管と管腔のvariation & anomalyを中心に―
2. 腹部(3)腸管 腸回転異常・血管との関係
森田 孝一郎
1
,
相部 仁
1
,
安座間 真也
1
,
西原 雄之介
1
,
彌富 瑞貴
1
1佐賀県医療センター好生館放射線科
キーワード:
腸回転異常
,
Ladd靱帯
,
中腸軸捻転
Keyword:
腸回転異常
,
Ladd靱帯
,
中腸軸捻転
pp.597-603
発行日 2021年4月25日
Published Date 2021/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002301
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・腸回転異常の診断には十二指腸の走行と盲腸の位置が重要である.
・Ladd靱帯は両脚不完全回転型の腸回転異常にみられ,中腸軸捻転を起こしやすい.
・十二指腸空回腸脚不完全回転型や盲腸結腸脚無回転型でも,Ladd靱帯に相当する異常な腹膜バンドにより,十二指腸狭窄や中腸軸捻転を来しうる.
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