特集 小児腎・泌尿器疾患update
7.小児泌尿器疾患の画像診断
宮坂 実木子
1
1国立成育医療研究センター放射線診療部
キーワード:
腎尿路奇形
,
超音波検査
,
排尿時膀胱尿道造影
,
核医学検査
,
MR urography
Keyword:
腎尿路奇形
,
超音波検査
,
排尿時膀胱尿道造影
,
核医学検査
,
MR urography
pp.1425-1432
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000602
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小児泌尿器疾患は,先天性腎尿路奇形,尿路感染症,尿路結石,神経因性膀胱,腫瘍性疾患,外傷など多岐にわたる.超音波検査を中心に,画像診断検査の適応となる疾患が多い.ほとんどは,超音波検査のみで診断が可能であるが,その超音波所見から,必要に応じて,排尿時膀胱尿道造影,CT,MRI,核医学検査などが選択される.各画像診断検査には,利点と欠点があり,非侵襲的なものから効率的に目的に沿った画像診断検査を行うことが大切である.本稿では,小児泌尿器疾患に対する超音波検査,排尿時膀胱尿道造影,CT,MRI,核医学検査の利点と欠点,適応を中心に解説する.
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