増大号特集 正しく指示する食事指導・食事療法
15．腎疾患急性期
三上 直朗
1
,
濱田 陸
1
1東京都立小児総合医療センター腎臓内科
キーワード：
栄養
,
急性糸球体腎炎
,
急性腎障害
Keyword:
栄養
,
急性糸球体腎炎
,
急性腎障害
pp.1499-1506
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000230
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腎臓では水分や電解質などさまざまな調整が行われている．腎機能障害を有する患者ではこれらさまざまな調整に異常をきたすため，水分出納や電解質出納において人為的な調整が必要となる．水分や電解質は栄養と密接に関係するため，腎機能が大きく変動する急性腎障害ではとくに配慮を要する．例えば水分およびナトリウムは体液量と密接に関係し，また高カリウム血症は致死的不整脈の原因となる．本稿では急性糸球体腎炎を含む急性腎障害に対する栄養療法について解説する．
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