特集 小児科領域のクリニカルパス
小児リウマチ性疾患
梅林 宏明
1
1宮城県立こども病院リウマチ・感染症科
キーワード:
クリニカルパス
,
慢性疾患
,
若年性特発性関節炎
,
全身性エリテマトーデス
,
チーム医療
Keyword:
クリニカルパス
,
慢性疾患
,
若年性特発性関節炎
,
全身性エリテマトーデス
,
チーム医療
pp.1287-1298
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000195
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小児リウマチ性疾患は慢性炎症性疾患であるが,疾患により病像は異なり,急性期の治療の時期と,慢性期として経過をみる時期がある.各時期において注意すべき点は疾患によっても異なるが,それらを漏れなく効率的にチェックする手段として,クリニカルパスを用いることは有用である.最近になり,小児リウマチ性疾患に対するある程度標準的な診療がなされるようになってきているが地域差もある.また,複雑な病態に対して多職種の医療スタッフが関わることも多く,情報の共有化も必要である.クリニカルパスは,患者を中心としたチーム医療において,診療に標準化や共有化を活かせるツールとして有用と考えられる.
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