特集 小児科領域のクリニカルパス
内分泌・代謝性疾患
会津 克哉
1
1埼玉県立小児医療センター代謝・内分泌科
キーワード:
クリニカルパス
,
標準的医療
,
チーム医療
,
バリアンス分析
,
パス関連マスター
Keyword:
クリニカルパス
,
標準的医療
,
チーム医療
,
バリアンス分析
,
パス関連マスター
pp.1299-1306
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000196
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小児科はクリニカルパスを作成することが難しい領域とされてきたが,ガイドラインの作成・普及により医療の標準化が進み,作成しやすい環境となってきている.そのためには作成しやすい疾患を選ぶことが重要で,今回はもっとも作成しやすい検査入院の分野から低身長精査パスと長期入院慢性疾患の分野から1 型糖尿病パスの二つを概説した.パスの作成には,関係職種が意見交換し議論することで,より強固なチーム医療を構築することができ,作成したパスは新人教育にも役立つという利点がある.運用後はそのパスの有効性を評価しバリアンス分析を行うことで,よりよいパスへと改訂していくことが求められる.
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