臨床
傍脊柱筋転移を契機に診断された肺癌の1例
大野 祐輔
1
,
中島 浩敦
1
,
高津 哲郎
1
,
今井 直幸
2
1岐阜県立多治見病院,整形外科
2岐阜県立多治見病院,呼吸器内科
キーワード:
Skeletal muscle metastasis
,
Lung cancer
,
Imaging diagnosis
Keyword:
Skeletal muscle metastasis
,
Lung cancer
,
Imaging diagnosis
pp.459-461
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/seJ.0000000052
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傍脊柱筋転移から肺癌の診断に至った1例を経験した。症例は57 歳男性。2 カ月前からの右腰部の腫瘤と痛みを主訴に当科を初診した。右腰部に硬い腫瘤を触知し,MRIで傍脊柱筋内にT1 強調像で筋と等信号,T2強調像で不均一な高信号を示す腫瘤を認めた。針生検で腺癌転移と診断され,PET-CT で右上肺野に集積する結節陰影を認め肺腺癌と診断された。放射線療法と化学療法が行われたが,当科初診後19.6 カ月で死亡した。
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