Japanese
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特集 内科的疾患と運動器疾患の相互関係
脂肪蓄積と骨格筋・骨・軟骨の関連
Association between fat accumulation and disability of skeletal muscle, bone, and cartilage
石垣 泰
1
Yasushi ISHIGAKI
1
1岩手医科大学医学部,内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野
キーワード:
Adipocytokine
,
Locomotive syndrome
,
Metabolic syndrome
Keyword:
Adipocytokine
,
Locomotive syndrome
,
Metabolic syndrome
pp.43-51
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003662
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要旨:肥満・脂肪蓄積は内科的な健康障害のみならず,運動器疾患に対しても非常に大きな影響をもたらしている。内臓脂肪蓄積を基盤としたメタボリックシンドローム(メタボ)は中壮年の年代からロコモティブシンドローム(ロコモ)を合併する頻度が高く,将来の要介護リスクを抑制するために肥満の解消が重要である。両者の関係において,骨・骨格筋細胞ならびに脂肪細胞から分泌されている多くの液性因子が,他臓器に作用してロコモとメタボの増悪につながっていると考えられる。骨・骨格筋細胞から分泌されるオステオカルシン,IL-6,IL-15に関しては,運動による分泌増強が全身の代謝に影響を及ぼし,脂肪蓄積によって分泌が変化するTNF-α,レプチン,アディポネクチンは骨格筋,骨,軟骨に多面的作用をもたらしている。これらの因子の作用を理解し,適切な運動と減量によってメタボを解消し,ロコモの出現を予防することが健康寿命延伸のために重要である。

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