急性腰痛症に対するトリガーポイント注射併用ピラティス理論応用体操の効果

Efficacy of exercises based on Pilates theory with trigger point injections for acute low back pain

要旨：急性腰痛症患者（n＝51）にトリガーポイント注射を基礎療法として無作為に基礎療法のみを行う対照群（n＝26）とピラティス理論応用体操を併用する体操追加群（n＝25）に分けた。体操追加群は対照群に比べて1週間治療前後でのRoland-Morris生活困難度指数の改善率が有意に高値であった（p＝0.046）。急性腰痛症では疼痛のためほとんどの運動療法を行うことは困難であるが，ピラティス理論応用体操は施行可能であり，効果的であると考えた。