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特集 骨折治療の現在地を知る!
Ⅴ.高齢者・脆弱性骨折
大腿骨頚部骨折に対するセメント使用人工骨頭挿入術
-―セメントテクニックを中心に―
Cemented bipolar hip arthroplasty for femoral neck fracture;focus on cementing technique
小林 史朋
1
,
䯨 賢一
1
,
寒川 翔平
1
,
中村 知寿
1
,
飯田 寛和
1
,
齋藤 貴徳
1
Fumito KOBAYASHI
1
1関西医科大学,整形外科学講座
キーワード:
Bone cement
,
Bipolar hip arthroplasty
,
Surgical technique
Keyword:
Bone cement
,
Bipolar hip arthroplasty
,
Surgical technique
pp.627-633
発行日 2024年4月30日
Published Date 2024/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002975
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超高齢社会を迎え骨質不良例の増加が予想される本邦において,良好な治療成績を有する骨セメントを使用した人工骨頭挿入術が,一般的に,かつ安全に施行されることが重要である。Pitfallを十分に理解し,髄腔プラグの使用,洗浄および乾燥,逆行性骨セメント注入といった最低限守るべきポイントをおさえ,BCISなどの合併症に関する手術室内のスタッフの認識,手術に関する一連のチームワークを形成すれば,スムーズに,かつ安全に手術を行うことができるため,本手技はすべての整形外科医・外傷外科医が身につける必要がある。
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