Japanese
English
症例
頚椎椎弓形成術後に軸性疼痛を呈した1症例
-―脊髄神経後枝内側枝由来の疼痛に対する評価と理学療法―
A case of axial pain after cervical laminoplasty;assessment and physiotherapy for pain originating from the medial branches of dorsal rami
石黒 翔太郎
1
,
水野 弘道
2
,
丹羽 結生
3
,
山本 浩貴
4
,
横田 治
5
Shotaro ISHIGURO
1
,
Hiromichi MIZUNO
2
,
Yuki NIWA
3
,
Hiroki YAMAMOTO
4
,
Osamu YOKOTA
5
1よこた整形外科,リハビリテーション科
2平針かとう整形外科,リハビリテーション科
3桑名市総合医療センター,リハビリテーション科
4錦野クリニック,リハビリテーション科
5よこた整形外科,整形外科
キーワード:
Ultrasonography
,
Cervical multifidus muscle
,
Semispinalis cervicis muscle
Keyword:
Ultrasonography
,
Cervical multifidus muscle
,
Semispinalis cervicis muscle
pp.207-211
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002881
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要旨:軸性疼痛に関する病態はいまだ不明な点が多く,特異的な理学所見に関する報告は少ない。今回,椎弓形成術後に軸性疼痛を呈した症例を経験した。本症例は固定期間が長期化しており,理学所見にて脊髄神経後枝内側枝(MB)領域に疼痛を認めた。また,超音波画像では手術侵襲による頚部伸筋群の動態不良が観察された。これらより,MBに由来する疼痛と推察した。本症例の病態は,軸性疼痛の一要因である可能性が考えられた。
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