Japanese
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新しい医療技術
上位頚髄損傷による呼吸不全に対する横隔神経電気刺激装置(横隔膜ペーシングシステム)
Phrenic nerve electrical stimulator(diaphragmatic pacing system)for respiratory disorder due to upper cervical spinal cord injury
益田 宗彰
1
Muneaki MASUDA
1
1独立行政法人労働者健康安全機構 総合せき損センター,整形外科
キーワード:
Diaphragmatic pacing system
,
Upper cervical spinal cord injury
,
Respiratory disorder
Keyword:
Diaphragmatic pacing system
,
Upper cervical spinal cord injury
,
Respiratory disorder
pp.417-422
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002516
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要旨:上位頚髄損傷に伴う呼吸麻痺に対する,新しいデバイスである横隔膜ペーシングシステムが2018年より保険収載され,本邦でも臨床応用が可能となった。人工呼吸器と異なり,より自然な呼吸補助を行う手法としての有用性・可能性を有しており,今後のさらなる活用が期待されている。当センターでは上位頚髄損傷による呼吸不全症例に対する横隔膜ペーシング国内第1号症例を経験し,良好な治療経過と臨床的知見を得た。本稿では適応判断から植え込み,実際の使用までのプロセスを中心に紹介する。
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