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特集 股関節鏡視下手術の適応と限界
Femoroacetabular impingementに対する股関節鏡視下手術の適応と限界
Indications and limitations of hip arthroscopy for femoroacetabular impingement
村田 洋一
1
,
中島 裕貴
1
,
西村 春来
1
,
内田 宗志
1
Yoichi MURATA
1
1産業医科大学若松病院,整形外科
キーワード:
Femoroacetabular impingement
,
Indications
,
Limitations
Keyword:
Femoroacetabular impingement
,
Indications
,
Limitations
pp.121-128
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002445
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要旨:大腿骨寛骨臼インピンジメント(femoroacetabular impingement;FAI)に対する股関節鏡視下手術の成績は良好である。特にスポーツ選手における成績は良好であり,術後スポーツ復帰率は70~90%程度と報告されている。一方で,revision arthroscopyやtotal hip arthroplastyへのconversionも少なからず報告されており,手術成績向上のためには,適切な患者選択と適切な手術手技が必要である。Global pincerを有する症例にはcapsulotomy-first approachが有用である。また,cam病変の削り残しは成績不良因子として報告されているため注意が必要である。寛骨臼形成不全を合併しており,過去に報告されている成績不良因子を有する症例の場合,臼蓋形成術や寛骨臼骨切り術などの追加手術を考慮する必要がある。
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