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特集 寛骨臼骨切り術の合併症低減と早期回復を目指して
コンピュータ支援技術の応用による寛骨臼回転骨切り術の低侵襲化
Minimally-invasive procedures of rotational acetabular osteotomy with computer-assisted technology
池 裕之
1
,
稲葉 裕
1
Hiroyuki IKE
1
1横浜市立大学,整形外科
キーワード:
Rotational acetabular osteotomy
,
Computer-assisted surgery
,
Surgical navigation system
Keyword:
Rotational acetabular osteotomy
,
Computer-assisted surgery
,
Surgical navigation system
pp.1673-1678
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002384
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要旨:近年の医学の進歩と医療技術の発展により骨・関節変性疾患に対する薬物治療,手術治療の成績は向上し,患者の日常生活動作(activities of daily living;ADL)は著明に改善した。整形外科学の治療法は保存療法と手術療法に大別されるが,特に手術治療においては高度なADLの改善が要求され,より安全で正確な低侵襲手技が必要とされる1)。われわれは,安全で正確な手術治療を実施するために,コンピュータ支援技術を股関節骨切り術に応用する手法を開発してきた。小さな術野においても,コンピュータナビゲーションシステム(以下,ナビゲーション)を使用することによって正確な骨切りを行うことが可能であり,手術侵襲を低減できるという利点がある。経大転子アプローチでは,大転子骨片の転位や大転子骨折の危険があり,大転子を切断しないアプローチの導入を検討している。
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