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特集 整形外科領域のベンチャー・スタートアップ
非営利組織のスタートアップ
-―スポーツ医学検定の設立・運営―
Starting up of general incorporated association;establishment and operation of Japanese Certification of Sports Medicine
大関 信武
1
,
高森 草平
2
,
相澤 純也
3
,
佐藤 正裕
4
,
本田 英三郎
5
Nobutake OZEKI
1
,
Sohei TAKAMORI
2
,
Junya AIZAWA
3
,
Masahiro SATO
4
,
Eisaburo HONDA
5
1東京医科歯科大学,再生医療研究センター
2横浜南共済病院,スポーツ整形外科
3順天堂大学保健医療学部,理学療法学科
4八王子スポーツ整形外科,リハビリテーション部門
5関東労災病院,スポーツ整形外科
キーワード:
General incorporated association
,
Sports medicine
,
Education program
Keyword:
General incorporated association
,
Sports medicine
,
Education program
pp.1429-1434
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002323
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要旨:スポーツにおける安全な環境の構築には,スポーツ指導者や選手を含め,スポーツに関わる多くの人が身体やけがなどスポーツ医学の知識をもっておくことが望ましい。しかし,年々新しくなるスポーツ医学の知識を,メディカルスタッフでない人たちが学び吸収することは容易ではない。筆者らは,誰でも受けることができる「スポーツ医学検定」を2017年5月に開催し,以降1年に2回ペースで開催してきた。運営にあたり,2015年12月に非営利組織である一般社団法人日本スポーツ医学検定機構を設立した。スタートアップは自己資金のみで開始したが,事業形態が検定であり,材料費や固定費が多く必要ないため可能であったと考える。機構の運営には積極的にITを活用し,時間と場所をできるだけ節約した運営を心がけている。今後はオンライン学習をさらに推進させること,子どもたちにも学習しやすい工夫をするなどして,スポーツ医学検定を発展・普及させていきたい。
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