Japanese
English
新しい医療技術
非骨傷性頚髄損傷に対する早期手術と待機手術のランダム化試験(OSCIS試験)
Optimal treatment for cervical spinal cord injury without bone injury;the OSCIS study
筑田 博隆
1
Hirotaka CHIKUDA
1
1群馬大学大学院医学系研究科,整形外科
キーワード:
Cervical spinal cord injury
,
Early surgery
,
Randomized trial
Keyword:
Cervical spinal cord injury
,
Early surgery
,
Randomized trial
pp.819-823
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002167
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:非骨傷性頚髄損傷は,これまで多くの場合,保存的に治療されてきた。しかし,その予後は必ずしも良好ではなく,より有効な治療が求められていた。OSCIS試験は,非骨傷性頚髄損傷に対する受傷直後の早期手術の有効性を検証した世界初のランダム化試験である1)。OSCIS試験によって,24時間以内の早期手術は,待機手術に比べて1年後の運動麻痺は同程度であるものの,麻痺の回復のスピードを早めることが明らかになった。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.