スポーツ医学 つれづれ草
よろづのことは
武藤 芳照
1
Yoshiteru MUTO
1
1東京健康リハビリテーション総合研究所,所長
pp.61-61
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002002
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誰しもつらいこと,悲しいこと,苦しいこと,嫌なことを体験することがある。また,疲労,緊張,不安が重なり,心が折れそうになる時もある。そうした時に,ふと空の雲がゆらゆらと流れてゆくのを見たり,夜空の月に想いを馳せたり,樹々の香りを嗅いだり,さわやかな風を肌に感じたり,水の音を耳にしたり,周りの自然に接するとゆるやかにそうした苦痛,悲哀,嫌悪,疲労,緊張,不安などが消えてゆくことに気づくことがある。人間が自然界に生きている,いや生かされている証しなのかもしれない。
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