整形外科手術 名人のknow-how
Reduction screwを用いたsegmental translationとdirect pelvis manipulation techniqueによる成人脊柱変形矯正固定術
福田 健太郎
1
Kentaro FUKUDA
1
1神奈川県済生会横浜市東部病院,整形外科
pp.116-121
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001613
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成人脊柱変形(adult spinal deformity;ASD)には,成人期の脊柱変形すべてが含まれ,病態も様々である。本手術は,変性後側弯症によるバランス不良から起立位保持や歩行の障害をきたした例,後弯変形により胃食道逆流症を呈している例などに対する矯正固定術である。すなわち,SRS-Schwab分類で,冠状面変形の有無にかかわらずsagittal modifiers(pelvic incidence minus lumbar lordosis;PI-LL,global alignment,pelvic tilt;PT)がすべて(+)以上の患者が対象となる。脊柱管や椎間孔の狭窄による神経症状の有無は問わない。
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