Japanese
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特集 医師の働き方改革への対応
医師の働き方改革に看護師の果たす役割
Role of the nurse in work-style reform of the doctor
高田 美由紀
1
,
花岡 英二
2
,
室谷 典義
3
,
小関 由美子
4
Miyuki TAKADA
1
,
Eiji HANAOKA
2
,
Noriyoshi MUROTANI
3
,
Yumiko KOSEKI
4
1地域医療機能推進機構千葉病院,診療看護師
2同,整形外科
3同,透析科
4同,看護部
キーワード:
Task shifting
,
Nurse Practitioner
,
Training system for nurses related to specific acts
Keyword:
Task shifting
,
Nurse Practitioner
,
Training system for nurses related to specific acts
pp.919-926
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001351
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要旨:超高齢社会を迎えた日本において,効率的・効果的医療提供体制を構築していくための改革が検討される中,「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書」では,医師業務のタスク・シェアリングやタスク・シフティングが提言されている。医師から看護師へのタスク・シフティングとして,2015年10月1日より「特定行為に係る看護師の研修制度」が国の制度としてスタートした。特定行為研修修了者は,医師または歯科医師の判断を待たずに,手順書により一定の診療の補助(特定行為)を行うことが可能となる。看護師が特定行為を行うことにより,医師が即座に対応できない場合でも早急な対応ができるようになり,医師の業務負担の軽減にもつながる。しかし,特定行為を医師不足の安易な解決策とせず,医療行為の幅の拡大により,病院だけでなく地域医療でも患者を中心としたより良いチーム医療の提供を目指すことが重要である。
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