特集 股関節とその周囲のスポーツ障害
扉
山崎 琢磨
pp.934-934
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000954
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股関節疾患の診断や治療において,X線,CTあるいはMRIを用いた従来の画像所見で診断し得る関節内の異常については多くの知見が積み上げられ発展を遂げてきた。しかし,股関節外に存在する異常については未だ診断が確立されていないのが現状である。特にスポーツ障害の診療にあたる際には疼痛の発生部位を的確に捉えて治療に結び付け,早期のスポーツ復帰を目指すことが求められる。つまり,股関節のスポーツ障害の診療には関節内病変の有無だけでなく,その他の股関節を構成する関節外組織の異常にも目を向けることが肝要である。
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