Japanese
English
特集 コンピュータ支援手術の現状と課題
骨盤骨折におけるナビゲーションでの低侵襲手術
Minimally invasive treatment of pelvic fractures using navigation
高尾 正樹
1
Masaki TAKAO
1
1大阪大学大学院医学系研究科,運動器医工学治療学
キーワード:
3D fluoroscopic navigation
,
Iliosacral screw
,
Periacetabular screw
Keyword:
3D fluoroscopic navigation
,
Iliosacral screw
,
Periacetabular screw
pp.1171-1178
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000598
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要旨:骨盤輪骨折や寛骨臼骨折を低侵襲に治療するため,骨盤輪や寛骨臼周囲のスクリュー固定にナビゲーションが応用されその有用性が報告されている。特に骨盤輪骨折に対する3D fluoroscopic navigationを用いた経皮的仙腸関節スクリュー固定は,良好な精度が報告されている。骨折部の整復が可能であり,またその整復目標が5mm以下であることから,適応範囲が広く注目されている。一方寛骨臼骨折に対するナビゲーションの応用については,関節面の整復の目標が2mm以下と厳しく,その対象症例は転位の少ない症例に限られる。一方で骨折部の整復状態の評価にナビゲーションを応用し,その有用性が報告されている。
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