Japanese
English
症例
プレセプシンを測定した脊髄硬膜外膿瘍の1例
Spinal epidural abscess in which presepsin was measured;a case report
増田 卓之
1
,
高橋 学
1
,
菅 重典
1
,
石部 頼子
1
,
井上 義博
1
,
村上 秀樹
2
Takayuki MASUDA
1
,
Hideki MURAKAMI
2
1岩手医科大学医学部,救急・災害・総合医学講座
2同上,整形外科学講座
キーワード:
Spinal epidural abscess
,
Presepsin
,
Orthopaedic infection
Keyword:
Spinal epidural abscess
,
Presepsin
,
Orthopaedic infection
pp.455-457
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000423
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要旨:脊髄硬膜外膿瘍患者に対してプレセプシンを測定した。症例は71歳男性。腰痛と両下肢の脱力,膀胱直腸障害のため精査目的に当院へ紹介となった。確定診断後,緊急手術を行い両下肢麻痺の改善を認めたが膀胱直腸障害は残存した。白血球とCRPは手術翌日に一過性の上昇を認めたのに対し,プレセプシンは手術翌日より低下し第6病日に正常値となった。プレセプシンは整形外科領域でも細菌感染症診断の一助となる可能性が示唆された。
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