医療史回り舞台
明治初期の軍医が著した養生書
篠田 達明
1
1愛知県心身障害者コロニー名誉総長
pp.1123-1123
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000121
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養生法といえば貝原益軒の『養生訓』がつとに有名である。この書について明治新政府の初代陸軍軍医総監を務めた松本良順(1832〜1907)は,「よく親切に説き諭したるも惜しむべし,只漢土聖賢の書により己が身に覚えたる養生法を以て説くなれば今日の目より見て,いと幼く受け難きこと多し」と論じた。
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