特集 Q & Aでまとめる! 予後予測・治療効果予測の画像検査
2 脳神経
新生児低酸素性虚血性脳症患児の中枢神経系発達を予測する画像検査法は何か?
篠本 匡志
1
,
嶋田 沙矢香
1
,
鍋谷 まこと
1
,
宇都宮 英綱
2
1淀川キリスト教病院 小児科
2帝京大学医学部付属病院 放射線科
キーワード:
新生児低酸素性虚血性脳症
,
神経学的予後
,
MRI
Keyword:
新生児低酸素性虚血性脳症
,
神経学的予後
,
MRI
pp.745-752
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001317
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新生児低酸素性虚血性脳症患児における中枢神経系の発達予後を予測する画像検査法としては頭部MRI検査が有用である。
生後7日以内の急性期では拡散強調像とMRスペクトロスコピーが,生後7日以降から2週間以内ではT1,T2強調像で所見を認めやすい。
深部灰白質である基底核,視床に病変を認める場合,神経学的予後不良になりやすい。
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