特集 乳癌の診断・治療
診断
乳癌
DCISの画像診断―MRI
藤原 圭史
1,2
,
印牧 義英
3
,
三村 秀文
1
1聖マリアンナ医科大学 放射線医学講座
2聖隷横浜病院 放射線診断科
3聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト & イメージング先端医療センター付属クリニック 放射線科
キーワード:
非浸潤性乳管癌
,
MRI
Keyword:
非浸潤性乳管癌
,
MRI
pp.443-447
発行日 2019年4月5日
Published Date 2019/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000818
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乳癌画像診断において,浸潤性乳管癌のMRI診断は高い感度を有することで知られており1),現在MRIの適応については大きく分けて,①術前評価などの広がり診断,②良悪性の鑑別などの質的診断,③high-risk患者のスクリーニングなどの存在診断,④化学療法の効果判定などの4つに分けて用いられている。しかし高い感度を有するMRI診断においても非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ:DCIS)の診断感度,特異度においては依然高い精度とはいえず,日常診療において診断に苦慮する場合も多々遭遇する2)3)。
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