非浸潤性乳管癌(DCIS)の診断と治療
DCISの診断
神尾 孝子
1
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
MRI
,
内視鏡法
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
非浸潤性腺管内癌
,
乳房超音波診断
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Carcinoma, Intraductal, Noninfiltrating
,
Endoscopy
,
Mammography
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography, Mammary
pp.695-701
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016259162
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近年非浸潤性乳管癌(DCIS)の頻度が増加しているが,DCISは腫瘤を触知せず画像上明らかな腫瘤像を呈さない症例も多く,通常の乳癌とは異なる特徴がみられる.本稿では診断に必要な画像所見の特徴をマンモグラフィ,超音波,MRI,乳管内視鏡を取り上げて解説した.所見に対応する病理像を正しく理解し読影することにより,DCISの早期発見,および適切な治療法や切除範囲の決定が可能となる.画像診断技術に十分習熟する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2016