特集 泌尿器の画像診断と放射線治療
画像診断 尿路
感染症
扇谷 芳光
1
,
溝渕 有哉
1
,
高濵 典嗣
1
,
染谷 有美子
1
,
宮上 修
1
,
波多野 久美
2
,
宗近 次朗
1
,
石塚 久美子
1
,
廣瀬 正典
1
,
大池 信之
2
,
後閑 武彦
1
1昭和大学医学部 放射線医学講座
2昭和大学藤が丘病院 臨床病理診断科
キーワード:
感染症
,
尿路
,
泌尿器
Keyword:
感染症
,
尿路
,
泌尿器
pp.1357-1363
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000148
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尿路感染は,ほとんど下部尿路に限局し,臨床症状や血液・尿検査で診断され,画像検査を必要としない。急性腎盂腎炎は,通常,臨床的に診断され,抗菌薬に良好に反応するため画像検査を必要としない1—3)。急性腎盂腎炎が疑われ,適切に治療しても,72 時間以内に良好な反応がみられない場合,糖尿病やその他の免疫不全状態にあり,治療への反応が不良な場合,泌尿器疾患の既往・手術歴がある場合,腎盂腎炎を繰り返す場合には,画像検査が推奨される2)。
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