特集 泌尿器の画像診断と放射線治療
画像診断 腎臓
透析腎と合併症
亀井 俊佑
1
,
田嶋 強
1
1国立国際医療研究センター病院 放射線診断科
キーワード:
透析
,
合併症
,
ACDK
Keyword:
透析
,
合併症
,
ACDK
pp.1349-1356
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000147
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慢性腎臓病終末期に対する治療として,血液透析が臨床に導入されたのは1960 年のことである。それから半世紀余りが経過し,当時と比べると透析技術や全身管理の進歩により予後の著明な改善がなされた。しかしながら,透析患者に生じる合併症は今もなお大きな問題である。画像診断を通して,腎疾患診療の一端を担う我々放射線科医も,局所臓器だけでなく全身合併症とその背景を理解することが重要と思われる。本稿では,透析腎に発生する全身の様々な合併症の画像所見について解説する。日常診療の役に立てば幸いである。
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