特集 高精度化学放射線療法の治療成績と有害事象
食道扁平上皮癌術後寡数個リンパ節再発に対する化学療法併用画像誘導強度変調回転照射
赤木 由紀夫
1
,
小山 矩
1
,
小野 薫
1
,
廣川 裕
2
1広島平和クリニック 高精度がん放射線治療センター
2同 がんドック先端医療健診センター
キーワード:
食道扁平上皮癌術後
,
化学放射線治療
,
画像誘導強度変調回転照射
,
寡数個再発
Keyword:
食道扁平上皮癌術後
,
化学放射線治療
,
画像誘導強度変調回転照射
,
寡数個再発
pp.1121-1128
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000099
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食道癌は消化器癌の中でも進行の早い癌腫のひとつであり,治療後早期より再発・転移がみられる難治癌である1)。標準治療の3 領域廓清を併用した根治手術を実施しても,リンパ節再発は約半数に及ぶ2)。近年,食道癌術後リンパ節再発に対して化学放射線治療による救済の有用性を示す報告が数多くみられるようになってきた3—8)。その治療成績は5 年生存率11〜39%,中央生存期間は7〜39 カ月と諸家により様々な報告がなされている。
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