症例
Gd‒EOB‒DTPAの取り込みを認めた巨大肝細胞癌の1例
河原 愛子
1
,
勝部 敬
1
,
吉田 理佳
1
,
安藤 慎司
1
,
山本 伸子
1
,
中村 恩
1
,
吉廻 毅
1
,
北垣 一
1
1島根大学医学部 放射線科
キーワード:
肝細胞癌
,
MRI
,
Gd‒EOB‒DTPA
Keyword:
肝細胞癌
,
MRI
,
Gd‒EOB‒DTPA
pp.1087-1091
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000086
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gadolinium ethoxybenzyl diethylenetriaminepentaacetic acid(Gd—EOB—DTPA:EOB)は肝特異性MRI 用造影剤であり,肝細胞造影相において肝細胞癌(hepatocellular carcinoma:HCC)は典型的には肝実質よりも低信号を示す。しかし,中には強い増強効果を認めるHCC があり,そのようなHCC は通常進行は緩徐である場合が多い。今回我々はEOB 造影MRI の肝細胞造影相で増強され,腫瘤径が過去の報告例よりも大きかった症例を経験したため文献的考察を加えて報告する。
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