特集 腹部の最新画像情報2017
症例
膵粘液癌の1例
大野 亜矢子
1
,
山下 力也
1
,
今峰 倫平
1
,
有薗 茂樹
1
,
古田 昭寛
1
,
磯田 裕義
1
,
吉澤 明彦
2
,
富樫 かおり
1
1京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断・核医学)
2京都大学 病理診断科
キーワード:
膵癌
,
膵粘液癌
,
MRCP
Keyword:
膵癌
,
膵粘液癌
,
MRCP
pp.829-832
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000024
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膵粘液癌は膵癌全体の約0.6%を占めるまれな膵腫瘍のひとつで,著明な粘液産生を特徴とする。画像診断においては,この豊富な粘液のためT2強調像で高信号を呈し,IPMN(intraductal papillarymucinous neoplasm)やSCN(serous cysticneoplasm)などの嚢胞性病変との鑑別が問題となりうる。典型例を呈示し,画像所見と鑑別について考察を加える。
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