Japanese
English
特集 膵画像診断の最新動向
序説
CAPS Summit Meetingの内容と欧米での画像診断法の選択―MRCPとEUSによるスクリーニングについて
The contents of CAPS Summit Meeting and the modality selection for diagnosis in the United States and Europe:screening by MRCP and EUS
山雄 健次
1
Kenji YAMAO
1
1愛知がんセンター中央病院 消化器内科
1Department of Gastroenterology,Aichi Cancer Center Hospital
キーワード:
膵癌
,
家族性膵癌
,
スクリーニング
,
EUS
,
MRCP
Keyword:
膵癌
,
家族性膵癌
,
スクリーニング
,
EUS
,
MRCP
pp.101-105
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100532
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
家族性膵癌の研究や議論が諸外国では熱い.昨年の2011年2月25日,26日の両日,4大陸,10か国から,5分野(消化器内科,外科,放射線科,病理,遺伝/疫学)の49名から成る専門家によるCAPS(Cancer of the Pancreas Screening Consortium)2011 Summit Meetingが米国メリーランド州ボルチィモア,Tremont Plaza Hotelで行われた.日本からは,田中雅夫先生(九州大学第一外科,日本膵臓学会理事長)をはじめ,大塚隆生先生(九州大学第一外科),真口宏介先生(手稲渓仁会病院消化器病センター),福嶋敬宜先生(自治医科大学附属病院病理診断部)と筆者の5名が参加した.会を主に取り仕切ったのは,Marcia Canto先生(米国)とMarco Bruno先生(オランダ)の両先生であった.また,参加した消化器内科医の多くはFockens P,Farrell J,Giovannini M(当日欠席),Levy M,に加え,真口先生や筆者など,どちらかというと“超音波内視鏡検査(EUS)”大好き人間がボルチィモアに集められたことをあらかじめご承知おきいただきたい.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.