特集 消化器・一般外科における技術認定制度を意識した内視鏡外科手術教育と手技の工夫
Ⅱ 内視鏡外科手術教育 6 膵臓外科における技術認定取得を目指した手術教育
下嶋 優紀夫
1
,
刑部 弘哲
1
,
権 英毅
1
,
西山 航平
2
,
松本 萌
1
,
瀧下 知恵
2
,
金沢 景繁
1
,
永川 裕一
1
1東京医科大学消化器・小児外科学分野
2戸田中央総合病院外科・消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下膵体尾部切除術
,
ロボット支援膵体尾部切除
,
膵体尾部癌
Keyword:
腹腔鏡下膵体尾部切除術
,
ロボット支援膵体尾部切除
,
膵体尾部癌
pp.655-667
発行日 2026年4月30日
Published Date 2026/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004957
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膵癌におけるリンパ節郭清を伴う腹腔鏡下膵体尾部切除術(laparoscopic distal pancreatectomy;LDP)に加え,2020年にロボット支援膵体尾部切除術(robotic distal pancreatectomy;RDP)が保険収載され,RDPも2024年から日本内視鏡外科学会の技術認定審査に追加された。膵体尾部の周囲には脾,左腎,左副腎,横行結腸など臓器のほか,脾動静脈や腎動静脈に加え,門脈,上腸間膜動静脈などの主要血管が存在する。その間にはさまざまな膜や層に加え,規則的な走行を示す神経・線維組織が存在する1)。一般的に膵体尾部切除術を行う際,主要血管を指標として手術が行われるが,それ以上に膜や層,神経・線維組織の走行は良いランドマークとなる。拡大視効果で確認できる膜,層,神経・線維組織を常に意識しながら正しい位置で郭清することで,安全かつ根治性が高い膵体尾部切除術を行うことができる。

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