特集 一般外科医として押さえておくべき外来処置と小手術
熱傷・凍傷の治療
漆舘 聡志
1
,
三上 誠
1
,
和田 尚子
1
,
飯田 圭一郎
1
,
樋口 彩子
1
1弘前大学形成外科
キーワード:
熱傷
,
凍傷
,
局所治療
Keyword:
熱傷
,
凍傷
,
局所治療
pp.2001-2011
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004186
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熱傷は日常診療で診察する機会が比較的多い外傷の1つである。浅達性熱傷であれば適切な保存的治療で治癒が期待できるが,創感染などにより治癒が遷延すると,外科的治療を要する場合もある。熱傷治療はその成否によって患者のQOL(quality of life)が左右されるため,診察時には的確な診断と治療法の選択が不可欠である。また治療中に創面の状態は刻々と変化していくため,随時創面を慎重に観察し,創の状態に応じて臨機応変に治療法を選択することが重要である。
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