特集 食道癌機能温存手術の最新知見と手術手技
Ⅱ.各論(手術手技) 3)機能温存を重視した反回神経周囲リンパ節郭清(ロボット)
川久保 博文
1
,
竹内 優志
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
RAMIE
,
機能温存
,
反回神経周囲リンパ節郭清
Keyword:
RAMIE
,
機能温存
,
反回神経周囲リンパ節郭清
pp.1757-1767
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004107
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ロボット支援食道切除術(robot-assisted minimally invasive esophagectomy;RAMIE)は2012年にSudaら1)により有用性が報告され,2018年10月に保険収載されたことにより,high volume centerを中心に急速に普及している。da VinciⓇ XiTM Surgical Systemは,鉗子の関節機能によって臓器を圧排することなく,任意の部位へのアプローチが可能である。また,三次元ハイビジョンカメラによる鮮明な画像と拡大視による良好な視野,motion scale,手振れ防止機能により正確で精緻な手術が可能である。われわれは2018年6月に第1例を施行し,約20例で手技が定形化し,それ以降は同様の手術手技,手順,デバイスを使用して施行している。
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