特集 食道癌機能温存手術の最新知見と手術手技
Ⅱ.各論(手術手技) 2)機能温存を重視した反回神経周囲リンパ節郭清(胸腔鏡)
大塚 耕司
1
,
山下 剛史
2
,
有吉 朋丈
2
,
五藤 哲
2
,
井上 晴洋
1
,
村上 雅彦
2
1昭和大学江東豊洲病院消化器センター
2昭和大学外科学講座消化器・一般外科学部門
キーワード:
上縦隔郭清
,
反回神経麻痺
,
食道癌
Keyword:
上縦隔郭清
,
反回神経麻痺
,
食道癌
pp.1749-1756
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004106
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食道癌手術における上縦隔リンパ節郭清における機能温存とは,反回神経麻痺をなくすことにほかならない。反回神経損傷が麻痺の原因であり,過度な牽引による外的損傷や熱損傷が原因であると言われるが,われわれはそのような牽引を必要としない郭清を行っている。そのため,われわれにとって最も注意すべきはエネルギーデバイスの適切な使用方法とも言える。当センターにおける郭清手技の実際と工夫を提示する。
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