特集 ロボット支援結腸癌手術の現在地
Ⅰ.総論 4)ロボット支援結腸癌手術のトラブルシューティング─腹腔鏡手術との違い,ロボット特有の問題点
廣 純一郎
1
,
花井 恒一
2
,
大塚 幸喜
3
,
宇山 一朗
3
,
須田 康一
1
1藤田医科大学総合消化器外科
2藤田医科大学ばんたね病院外科・小児外科
3藤田医科大学先端ロボット内視鏡手術学
キーワード:
ロボット支援手術
,
結腸癌
,
トラブルシューティング
Keyword:
ロボット支援手術
,
結腸癌
,
トラブルシューティング
pp.1591-1603
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004065
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わが国における結腸癌に対するロボット支援手術は,2022年4月に保険収載されて急速に普及してきた。S状結腸癌や直腸癌に対する腹腔鏡やロボット支援手術は,ポート位置や手技などほぼ標準化された手技で行われているが,結腸癌に対する腹腔鏡手術は,ポート配置やアプローチ法,再建法など,さまざまな手技で行われており,ロボット支援手術と大きく異なることも多い1)。ここでは,結腸癌に対するロボット支援手術について腹腔鏡手術との違いやその特徴,陥りやすいトラブルとその回避方法について解説する。
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