特集 ロボット支援結腸癌手術の現在地
Ⅰ.総論 3)ロボット支援結腸癌手術の安全性に関するエビデンス
星野 伸晃
1
,
肥田 侯矢
1
,
板谷 喜朗
1
,
小濱 和貴
1
1京都大学医学部附属病院消化管外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
結腸癌
,
安全性
Keyword:
ロボット支援手術
,
結腸癌
,
安全性
pp.1579-1589
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004064
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結腸癌手術を含む消化管癌の手術は,開腹手術,腹腔鏡手術,ロボット支援腹腔鏡手術と技術革新が続いている。腹腔鏡手術の普及により,切開創が短縮され手術を受ける患者さんの身体的・整容的負担は軽減し,拡大視効果によってより精緻な手術が可能となった。さらに,ロボット支援腹腔鏡手術の普及により,コンソールでの手術が可能となったことで術者の身体的負担も軽減し,ロボットアームの関節機能によって,より腹腔内深部における精緻な手術が可能となった。一連の技術革新によって,患者・外科医双方にメリットがある一方,ロボット支援腹腔鏡手術特有の注意点も存在する。
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