特集 内視鏡下大腸手術における術中トラブル対応と開腹移行
ロボット支援下低位前方切除術:術中トラブル対応と開腹移行
野口 竜剛
1
,
山口 智弘
1
,
向井 俊貴
1
,
日吉 幸晴
1
,
長嵜 寿矢
1
,
秋吉 高志
1
1がん研究会 有明病院消化器センター大腸外科
キーワード:
開腹・腹腔鏡手術移行
,
トラブルシューティング
,
ロボット手術
Keyword:
開腹・腹腔鏡手術移行
,
トラブルシューティング
,
ロボット手術
pp.1613-1619
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003547
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わが国におけるロボット支援手術(以下,ロボット手術)は,2018年4月に直腸切除・切断術に対して,2022年4月に結腸悪性腫瘍に対して保険適用となり,実施件数が増加した。ダビンチXiサージカルシステム(インテュイティブサージカル)を用いたロボット手術(ダビンチ手術)は,3DHD(三次元高解像度)画像を約10倍に拡大したカメラを使用し,モーションスケーリング機能や手振れ補正機能を有した多関節鉗子を使用する,などの利点を有する。開腹手術や従来型の腹腔鏡手術より手術部位の細かな解剖まで見やすくなり,正確で繊細な手術が行えるとして期待されている。
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