手術手技
胸腔鏡下胸腔内食道胃管吻合─手縫い巾着縫合とDouble Ligation法によるアンビル留置とサーキュラーステープラー吻合
高橋 崇真
1
,
金岡 祐次
1
,
前田 敦行
1
,
高山 祐一
1
,
青山 広希
1
,
細井 敬泰
1
1大垣市民病院外科
キーワード:
胸腔内吻合
,
胸腔鏡下食道切除術
,
サーキュラーステープラー吻合
Keyword:
胸腔内吻合
,
胸腔鏡下食道切除術
,
サーキュラーステープラー吻合
pp.1065-1073
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003381
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胸腔鏡下食道切除術において食道胃管吻合部の縫合不全は避けるべき合併症の1つである。しかし,NCD(national clinical database)データのレビューによると,縫合不全の発生率は12.7%といまだ高率である1)。胸腔内食道胃管吻合は頸部食道胃管吻合と比べて,縫合不全の発生率が低いと報告されており2, 3),縫合不全回避のために有用な再建方法の1つと考えられる。また,最近の食道胃接合部癌患者の増加もあり,胸腔鏡下胸腔内食道胃管吻合を再建術式の候補とする症例が今後は増加すると思われる。
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