特集 形成外科医に学ぶ手術手技─消化器・一般外科医が知りたいコツと工夫
Ⅱ.形成外科の基本手技 7)褥瘡の管理─外科的治療を含めて
大原 博敏
1
,
小竹 雅江
2
,
松﨑 恭一
3
1国際医療福祉大学三田病院形成外科
2国際医療福祉大学三田病院看護部皮膚・排泄ケア認定看護師
3国際医療福祉大学成田病院形成外科
キーワード:
褥瘡手術
,
TIME理論
,
Wound Hygiene
Keyword:
褥瘡手術
,
TIME理論
,
Wound Hygiene
pp.1871-1877
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003044
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過去に「褥瘡は看護の恥」と言われていた。しかし,発生メカニズムや評価方法,予防・治療・管理方法,薬剤・体圧分散寝具などの進歩により,褥瘡は多職種で連携し,各得意分野を活用して多角的に取り組む疾患となり,看護だけの問題ではなくなった。また,創傷被覆材の進歩,陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy;NPWT)の普及,医療関連機器圧迫創傷(medical device-related pressure ulcer;MDRPU),スキンテア(ベッド柵にぶつける,テープを剥がすなどで生じる皮膚裂傷)など,褥瘡を取り巻く環境は目まぐるしく変化している。
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