増大号特集 肝臓外科におけるスタンダード肝切除
Ⅱ.各論 14)腹腔鏡下再肝切除
中平 伸
1
,
前田 栄
2
,
北川 彰洋
2
,
宮本 敦史
2
1堺市立総合医療センター肝胆膵外科/国家公務員共済組合連合会 大手前病院消化器外科
2堺市立総合医療センター肝胆膵外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
再肝切除
,
癒着剝離
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
再肝切除
,
癒着剝離
pp.1277-1280
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002888
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肝細胞癌や大腸癌肝転移を中心とする肝悪性腫瘍の治療成績の向上に伴い,再肝切除を施行する機会が増加してきている1,2)。一方,低侵襲性と整容性に優れた腹腔鏡下肝切除は,手術器具の開発や手術手技の安定による安全性の向上に伴い,保険収載され急速な発展を遂げている3)。再肝切除に関しても腹腔鏡手術の適応は可能であるが4),周囲臓器への癒着や切除部位の瘢痕性変化による困難性を伴うため手術手技の工夫が必要である5)。
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