手術症例報告
肛門機能を温存できたFournier壊疽によるfloating anusの2例
松本 朝子
1
,
野明 俊裕
1
,
小篠 洋之
1
,
入江 朋子
1
,
白水 良征
1
,
荒木 靖三
1
1大腸肛門病センター高野会くるめ病院
キーワード:
Fournier壊疽
,
floating anus
,
肛門機能
Keyword:
Fournier壊疽
,
floating anus
,
肛門機能
pp.829-837
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002764
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Fournier壊疽(Fournier’s gangrene;FG)は会陰部に発生し急速に進行する予後不良な壊死性筋膜炎であり1),早期の壊死組織除去と感染巣の十分なドレナージが必須である2)が,肛門機能を考慮した適切なドレナージ方法は明らかでない。今回,われわれは,十分なドレナージ後も肛門機能の温存と整容性の保持が可能であったFGの2例を経験したので報告する。
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